LIFEの入力項目は、算定する加算とサービス種別に応じて、利用者の基本情報、状態評価、ケアの内容などを登録します。全事業所が同じ項目を入力するわけではなく、最新のLIFE画面、加算別の様式・手引き、介護ソフトの対応表を突き合わせて準備することが重要です。
この記事の結論
- 入力項目は加算・サービス種別で異なり、公式の様式・手引きが最終基準
- 主な領域は、利用者・事業所の識別情報、ADL・認知、リハビリ、栄養・口腔、褥瘡・排せつ、自立支援、服薬など
- 「原則必須」は加算算定のため提出が定められた項目を指す
- 急な入院、状態悪化、システム障害などやむを得ない場合は空欄提出が認められることがある
- 入力前に評価担当、記録様式、評価時点、CSV対応版を決めておくと提出漏れを防げる
LIFEの入力項目を領域別に整理
以下は、LIFEの様式・CSV仕様で扱われる項目を、現場で準備しやすい領域にまとめたものです。項目名や対象は改定で変わるため、記事の一覧だけで提出可否を判断せず、算定する加算の最新様式を確認します。
| 領域 | 入力する情報の例 | 主な確認担当 |
|---|---|---|
| 基本・識別情報 | 保険者番号、被保険者番号、事業所番号、サービス種類、利用開始・終了、算定対象の加算 | 管理者・請求担当 |
| ADL・生活機能 | 日常生活動作、生活機能、障害高齢者・認知症高齢者の日常生活自立度など | 介護職・看護職・リハ職 |
| 認知・心理 | 認知機能、生活・認知機能尺度、DBD13など対象様式の評価 | 多職種で評価 |
| リハビリ・機能訓練 | リハビリテーション計画、生活機能、興味・関心、個別機能訓練の評価 | 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士等 |
| 栄養・口腔 | 栄養スクリーニング、摂食嚥下、口腔衛生・口腔機能、栄養ケア計画 | 管理栄養士・歯科衛生士・看護職等 |
| 褥瘡・排せつ・自立支援 | 褥瘡の状態・ケア計画、排せつ状態・支援計画、自立支援の評価 | 看護職・介護職・多職種 |
| 服薬・その他 | 薬品コード等、対象様式に含まれる医療・ケア情報 | 医師・薬剤師・管理者等 |
一覧表は「提出項目の代わり」ではない
LIFEの入力項目は、科学的介護推進体制加算、ADL維持等加算、個別機能訓練加算、栄養・口腔、褥瘡、排せつ、自立支援など、算定する加算とサービスによって組み合わせが変わります。厚生労働省が公開する最新の様式例・利活用の手引き・LIFE画面を正本として扱います。
「原則必須」と空欄提出の扱い
LIFE画面の「原則必須」は、事務連絡で加算算定のため提出が定められた項目です。ただし、急な入院で評価できなかった、状態が急速に悪化した、LIFEや介護ソフトの障害で期限に提出できなかったなど、やむを得ない事情がある場合は空欄で提出できることがあります。空欄の理由は介護記録等に残し、意図的な未評価や入力省略と区別します。

「原則必須」と表示されたら、まず把握可能性を確認する
把握できない項目を推測値で埋めたり、別の利用者の値を流用したりしてはいけません。入力できない理由、評価時点、対応者を記録し、算定要件に関する判断は通知・保険者へ確認します。
入力前に決める運用
項目ごとに収集元と確認者を決める
LIFE担当者が提出直前に全項目を集める運用では、評価日のずれや根拠不明の転記が起こりやすくなります。項目群ごとに、どの記録を正本とするか、誰が評価し、誰が提出前に確認するかを決めます。
| 項目群 | 主な収集元 | 確認タイミング |
|---|---|---|
| 基本情報・保険情報 | 利用契約、介護保険情報、事業所台帳 | 利用開始・変更・終了時 |
| ADL・認知・状態像 | アセスメント、日々の記録、多職種評価 | 所定の評価日と状態変化時 |
| 栄養・口腔 | 栄養スクリーニング、口腔評価、摂食記録 | 加算の評価頻度と計画見直し時 |
| 計画・実施情報 | ケアプラン、個別計画、会議録、モニタリング | 計画作成・変更・再評価時 |
算定加算と様式を確定
加算名、サービス種別、対象利用者、提出頻度を一覧化し、公式様式の版を記録します。
評価項目と担当を割り当て
ADL、栄養、口腔、リハビリなどを誰が、いつ、どの記録から評価するか決めます。
入力・CSVを照合
画面入力または介護ソフトからのCSV取り込み前に、識別情報、対象月、単位、コードを照合します。
提出後に記録を保存
提出日時、エラー、修正内容、空欄理由、フィードバック確認日を事業所の台帳に残します。
入力項目の準備チェックリスト
提出前に原記録と整合を確認する
LIFE画面やCSVに値が入っていても、介護記録・計画・評価票と食い違っていれば、ケア改善にも監査対応にも使えません。提出前は「対象者」「評価日」「単位・尺度」「計画の目標」「前回値からの変化」を原記録と照合し、修正した場合は修正者と確認日を残します。
提出前の最終照合
入力項目を担当と原記録に結び付ける
入力項目の一覧を作るだけでは、提出時に誰が何を確認したか分からなくなります。項目ごとに収集元、入力者、確認者、原記録の保管場所、更新頻度を決め、必須・任意の扱いを年度の最新資料で確認します。空欄や推測値で埋めるのではなく、記録がない理由と確認先を残します。
入力台帳に入れる列
まとめ
公式様式と現場記録をつないで入力する
LIFEの入力項目は、加算・サービス別の最新様式を起点に、評価担当と記録の根拠を決めて準備します。「原則必須」は推測入力を促す表示ではありません。把握できない事情は記録し、提出後のフィードバックを職員間で共有してケアの見直しへつなげます。提出期限はLIFEのデータ提出、ログインと移行はLIFEログイン方法で確認できます。
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