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介護ソフト・システム導入

ケアプランデータ連携システムの導入状況|掲載件数と普及が進まない理由

公開日 2026.07.18 更新日 2026.07.21 執筆:介護情報ナビ編集部

ケアプランデータ連携システムの導入状況|掲載件数と普及が進まない理由

WAM NETには、2026年7月1日時点でケアプランデータ連携システムの利用状況が97,982件掲載されています。ただし、この掲載件数をそのまま「実際に毎月データを送受信している事業所数」や「普及率」と読むことはできません。導入判断で最も重要なのは、全国値ではなく自事業所の主要な連携先が実際に使っているかです。

この記事の結論

  • 2026年7月1日時点のWAM NET掲載件数は97,982件
  • 掲載件数はアクティブ利用数や送受信件数と同じではない
  • 全介護事業所を分母とする粗い普及率だけで導入効果は判断できない
  • 主要な連携先10〜20事業所の利用状況と運用開始状況を直接確認する
  • ネットワーク効果、対応ソフト、初期設定、二重運用が普及の壁になりやすい
目次

最新の掲載件数は97,982件

WAM NETの利用状況ページは、国民健康保険中央会から提供されたデータを月初に更新しています。2026年7月1日時点の掲載件数は97,982件で、地図、地域別一覧、事業所名から検索できます。

数字読み取れること読み取れないこと
97,982件WAM NET上に掲載された利用状況データの件数当月の送信数、受信数、稼働率
地域別一覧近隣で掲載されている事業所の所在各事業所がどの帳票を日常利用しているか
事業所名検索特定の連携先が掲載されているか実運用の開始日や対応ソフト

「普及率」を出すときの注意点

普及率の計算には分母が必要ですが、全介護保険事業所の中には、ケアプラン関連データの送受信が主要でないサービスも含まれます。全事業所数で単純に割ると、実務上の対象市場とずれる場合があります。

記事では「掲載件数」と表記

公式ページが「掲載件数」と表示しているため、介護情報ナビでも実利用事業所数や普及率と断定せず、同じ用語で扱います。

導入が進みにくい主な理由

以下は公式の導入要件と事業所間連携の性質から整理できる実務上の壁です。特定の統計調査が示す順位ではありません。

なぜ起きるか対策
連携先が未導入双方が利用して初めてデータ交換できる上位連携先と同時に試行する
ソフトの対応範囲製品やプランで出力・取込範囲が異なるV4とD1〜D7、対象帳票を確認する
初期設定端末、ID、電子証明書、クライアントが必要情報システム担当と実務担当を分ける
二重運用未導入先にはFAX・郵送が残る連携件数が多い相手から優先する
効果が見えない現状の転記時間を計っていない導入前後で件数・時間・ミスを計測する

自事業所の導入価値を確認する手順

1

主要な連携先を並べる

毎月の予定・実績のやり取りが多い10〜20事業所を抽出します。

2

WAM NETで検索する

事業所名と所在地を照合し、掲載状況を記録します。

3

直接確認する

運用開始済みか、どの帳票を交換できるか、担当者は誰かを確認します。

4

削減できる件数を試算する

全件ではなく、両社の条件がそろう件数で導入効果を計算します。

掲載と実運用を区別する確認票

WAM NETで見つかったことは、導入判断の入口です。実際にデータ交換できるかは、相手事業所へ次の4点を確認して初めて分かります。

確認項目記録する内容導入判断への使い方
運用状態申請済み/テスト中/本番利用中本番利用中だけを当面の対象件数にする
交換帳票予定、実績、提供票、別表等自社が減らしたい作業と一致するか確認
対応ソフト製品名、版、取込対応双方で同じデータ範囲を扱えるか確認
開始時期テスト日、本番開始日、担当者共同テストの順番と対象月を決める

「普及率」ではなく自事業所の連携先で判断する

掲載件数や普及率は市場全体の参考値であり、自事業所がすぐに効果を得られることを意味しません。毎月のケアプラン授受件数が多い相手から、利用中か、いつ利用開始するか、どの帳票を扱うかを確認し、連携可能な件数だけで削減効果を計算します。未導入の相手とのFAX・郵送は残るため、全件削減を前提にしません。

導入状況を自社の数字に変換

主要連携先を件数順に並べた
相手の利用開始時期と対応サービスを確認した
連携可能件数だけで時間削減を試算した
試行後に実績値を更新する日を決めた

まとめ

全国値より「主要連携先の実利用」を確認

97,982件という数字は全国的な広がりを把握する材料ですが、自事業所の効果を直接示すものではありません。月間件数の多い相手を抽出し、WAM NETと直接確認を組み合わせて導入判断を行います。仕組みはケアプランデータ連携システムとは、判断材料はメリット・デメリット、対応可否は対応ソフト一覧を参照してください。

最終確認日 2026.07.17
参考:

WAM NETのデータは月初に更新されます。記事利用時は表示日と掲載件数を確認してください。

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